「板」とは?
板とは、証券取引所に集められた
売買注文が記入された注文控えの事を言います。
日経225miniは、限月が銘柄として取り扱われるので、現物株取引と同じように「日経225mini○○年○○月限」という板があります。
板を見ると、株の価格とその価格に対して買い注文と売り注文がどれだけの数入っているのかをリアルタイムで知ることができます。
株価の売買は、売りたい人と買いたい人がいて初めて成立するものなので、どの価格で買い(売り)注文を出すのか、控えるのかを板を見ながら検討します。
よく「板が厚い」「板が薄い」などと表現されますが、これは表示された価格に注文数がどれだけ入っているかを表すもので、注文数が多い事を「板が厚い」、少ないことを「板が薄い」と言います。
また、値動きが大きい時に等に売買がすぐに成立して、
注文数が無くなっていくことを「板が食われる」などと表現したりします。
一般的に、売り注文より買い注文の方が多ければ日経225miniは上昇の可能性が高く、
買い注文が売り注文より多ければ日経225miniは下落する可能性が高くなります。
このように板からも、日経225miniの先行きを予測することが出来るので、
買い時、売り時を見極める判断材料にもなります。
その他に、板を見ながら注文を検討する時には、
成行注文が板に表示されないことに注意しなくてはなりません。
もし大口の成行注文が入れば、売買の状況が一気に変わってしまうことがあるからです。