ローソク足と窓
株価の動きをグラフ化したものをチャートといい、
ローソク足は日本で最もポピュラーなチャートです。
ローソク足とは、始値・高値・安値・終値の4つの値をローソクに似た形で表示しており、株価がどのように動いたかを知ることが出来ます。
始値より終値が高いものは陽線と呼ばれ白抜きで、始値よりも終値が安いものは陰線と呼ばれ黒塗りで表示されます。
また、安値(取引中の最安値)は下に突き出した
線(下ヒゲ)で、高値(取引中の最高値)は下に突き出した線(上ヒゲ)で表示されます。
日経225miniの原資産である、日経平均株価の価格は1日の中でも大きく変化します。
ローソク足を一定期間並べると、
期間内の株価の上昇・下降ラインと共に1日の値動きも一目で読み取ることが出来ます。
ローソク足では、連続して窓を開けた時が転換期を示し、買い時・売り時であるとされます。
窓とは、ローソク足とローソク足の隙間が出来た状態のことで、急激な変動があった時に起こります。
ローソク足の上に窓が開けば、
上昇する気配が高く買い時、下に窓が開けば下落する気配が高く売り時となるのです。
また、始値と終値の差額を示すローソク足の胴体の長さは、実質的な株価の動き、最安値・最高値を示すヒゲの長さは、ニュースなどが与える投資家の値動きへの期待や不安と実際に株価に与えた影響との差額を示します。
つまり、ローソク足は、
単に株価の動きを知るだけでなく、投資家の心理をも教えてくれる重要な指標となるのです。