日経225オプション取引で売買されるもの
日経225オプションとは、予め決められた期日に、日経225価格をその時の市場価格に関係なく予め決められた特定の価格で買う権利、または売る権利を売買する取引のことです。
オプション取引には、買い手と売り手があります。
オプション取引では、買う権利のことを「コール」、売る権利のことを「プット」、取引されるオプションの価格の事を「プレミアム」と呼びます。
オプションには、コールの買い手、コールの売り手、プットの買い手、プットの売り手の4種類の権利があります。
買い手とは、コールもしくはプットを保有することをいい、予め決めた期日までに権利行使か権利放棄を選択することができるため、証拠金が発生しません。
買い手は、日経225miniなどの先物取引と異なり、対象物の価格が予測と異なる動きをしても、最初に支払った金額だけに損失が限定されるため、計画的に運用することができます。
売り手とは、コールもしくはプットを付与することをいい、予め決めた期日までに買い手の意思に従って権利行使に応じる義務があります。
買い手が買う権利を行使すれば、市場価格に関わらず売らなければならず、放棄すれば売る必要が無くなります。
買い手が売る権利を行使すれば、市場価格に関わらず買わなければならず、放棄すれば買う必要が無くなります。
このように、売り手はプレミアム収入によって大きな収益を得ることが可能な反面、リスクも高くなるため証拠金の預け入れを求められます。