日経225オプションを用いたヘッジ取引も容易に
日経225miniや日経225オプションは、決済する期限が決まっている限月取引です。
取引期間は4ヶ月から6か月で毎月決済日を迎え、直近の5限月分が並行して取引が可能になりました。
日経225オプションも、取引期間は4ヶ月から1年3ヶ月と異なるものの、日経225mini同様に毎月決済日を迎えます。
日経225miniと日経225オプションは、同じ日経平均株価を原資産とする金融商品であるため、その値動きは連動します。
そのため、もともとお互いのヘッジ取引としても用いられていたのですが、この限月制度の変更によってより利用しやすくなりました。
日経225オプションでは、売り手に証拠金の預け入れが求められます。
約定価格がオプション価格の1,000倍となるため、証拠金額は日経225先物と同じく30万円ほど必要になるため、まとまった資金が必要な取引ですが、買い手には証拠金が不要です。
そのためオプションの買いを利用してヘッジ取引を行うことで、少ない投資資金で損失リスクを回避することが出来ます。
日経225miniのヘッジ取引では、市場が先行き上向きである時、日経225miniは買い建て、日経225オプションでは下落に備えてプットを買い建てます。
逆に、市場の先行きが下向きである時には、日経225miniは売り建て、日経225オプションでは上昇に備えてコールを買い建てます。