取引の流れ 購入から満期まで
日経225オプション取引には、予め満期日(各限月の第二金曜日)が決められているので、満期日までに必ず決済をしなくてはなりません。
決済方法には、取引最終日までに転売または買戻しによる反対売買を行う決済方法と、取引最終日までに反対売買で決済しなかった場合の最終決済とがあります。
反対売買による決済の場合、買い手ならば安く買って高く売る、売り手ならば高く買って安く売ることで収益を出す、日経225miniの取引と同様の方法となります。
日経225オプションを150円のプレミアムで1枚買い建てた時、200円に値上がりしたところで転売したら、50円×1,000で5万円の収益となります。
逆に、150円のプレミアムで1枚を売り立てた時、200円に値上がりしたところで買い戻すと5万円の損失となるのです。
取引最終日までに反対売買によって決済しなかった場合の最終決済では、買い手はオプションの権利を行使するか放棄するか選択することができます。
例えば、満期日に収益が出る状態(イン・ザ・マネー)なら、権利を行使して権利行使価格とSQ値との差額を収益とすることが出来ます。
逆に、満期日に損失が出る状態(アウト・オブ・ザ・マネー)ならば、権利を放棄して当初支払ったプレミアム購入価格のみを損失とします。
売り手の場合には、取引最終日までに買戻しによる決済を行っていないと、買い手の権利行使に応じる義務が発生するため、取引最終日までに反対売買を行うようにしましょう。