最終決済(SQ決済)
日経225miniの決済には、反対売買による方法と
最終決済による方法の2種類があります。
あらかじめ決められた最終決済日までに反対売買によって損益確定を行わない場合には、満期日(限月の第二金曜日)に自動的に決済されます。
最終決済による方法での決済は、特別清算指数であるSQ値(スペシャル・クォーテーション)で決済されます。
SQ値とは、満期日である限月の第二金曜日の日経平均株価を構成している225銘柄の始値を基に算出され、
その日の最終取引後に大阪証券取引所から発表されます。
SQ値による決済でも損益の確定方法は反対決済によるものと同じで、買い建てから
取引を始めた場合は買い建て価格よりもSQ値が低ければ収益、高ければ損失となります。
売り立てから取引を始めた場合はその逆で、
売り建て価格よりもSQ値が高ければ収益、低ければ損失となります。
現物株取引と異なり、日経225miniの取引では、
どのような市場局面であっても決済日までに必ず決済を行わなくてはなりません。
日経225miniの反対売買は、取引期間中いつでも行うことができます。
市場局面が予想に反して損失が発生した時には、
なるべく早い段階で損益確定をして損切することも必要です。
逆に、利益が出ている時に損益確定をして、早めに市場から離れる事も出来ます。
取引を始めてから何もせずに置いておくと、どんなに損失が拡大しても最終決済日には
自動的に決済されてしまいますので、取引期間中に反対決済による決済を行うようにしましょう。