有利な条件で取引を成立させることができる
ストップ注文とは、指定した価格より高くなったら買う、
指定した価格より安くなったら売るという条件を付けて行う注文のことです。
証券会社によって取扱が異なることがあるので事前に確認が必要ですが、様々な条件を付けて注文を行うことができるので、値動きに対して柔軟な対応が可能で、投資家にとって有利な注文方法と言えるでしょう。
例えば、
日経225miniの取引を1万円の価格で始めたとします。
現在の日経平均株価は1万円です。
この時点では、損益が発生していないので売り注文も買い注文も行う予定がありません。
買い建てから取引をスタートさせていれば、もっと株価が上昇したタイミングで買い注文を、売り立てから取引をスタートさせていれば、もっと株価が安値を付けた時に買戻して損益を確定したいからです。
このような時にストップ注文では、日経225miniの直近約定価格もしくは最良気配値が指定した金額(ストップ価格)に達した時に、指定した注文方法で注文を行うという条件を予め指定できます。
ストップ注文を行うと、指定した金額に達した時に
自動的に注文がオーダーされるので、値動きの激しい市場でも有利な条件で取引を成立させることができるのです。
ストップ注文のメリット・デメリット
ストップ注文のメリットは、投資家本人が株価を確認できない状態の時であっても、損失や利益を限定することでリスク管理が行えることで、デメリットは注文が殺到したタイミングで注文オーダーされると、指定した価格よりも不利な方向に滑って約定してしまうスリッページが起こることがあることです。