証券会社によって取扱が異なる
日経225miniの注文には、取引価格を指定しない成行注文と取引価格を指定する指値注文がありますが、価格のほかにも取引期間や数量の条件を指定することが出来ます。
これらの条件の指定は証券会社によって取扱が異なるので、
自身の口座を開設した証券会社で確認するようにしましょう。
取引時間帯によっても指定できる注文方法・条件
日経225miniの取引を行おうとした時点で、日経平均株価が1万円だったとします。
指値注文で9,500円の価格を指定して取引を開始したいと考えた時に、この注文をどの期間有効とするのか、施行する数量をどうするのかを予め指定しておくことができます。
期間についての条件には、通常条件(GFD)と、
指定期間条件(GTD/GTC)があります。
通常条件(GFD)とは、日中取引時間内に受付けた注文であれば当日の日中取引時間の終了まで、ナイト・セッション内に受付けた注文であれば当日のナイト・セッション取引時間終了までとする条件です。
指定期間条件(GTD/GTC)とは、指定した期間満了日の日中取引時間の終了まで有効とする条件で、何日間かを指定するGTDと、取消すまで有効とするGTCの2種類があります。
施行する数量についての条件には、
残数量取消条件(FAK)と全数量執行条件(FOK)とがあります。
残数量取消条件(FAK)とは、複数枚の注文を行ったうちの1部が売買成立した時に、残りの注文を失効させる条件です。
全数量執行条件(FOK)とは、複数枚の注文を行った時に、
全数量の売買が成立しなければすべての取引を失効させる条件です。
取引時間帯によって、指定できる注文方法や
注文条件が異なりますので注意しましょう。