呼び値=値段の刻み
呼び値とは、
証券取引所で取引される株価の取引希望価格の事です。
呼び値には株価の応じた単位が決められており、
この単位の事を刻みと言い、この単位より
細かい価格を指定して取引を行うことはできません。
呼び値は株価水準によって異なり、取引される株価が高ければ高いほど呼び値も大きくなります。
そのため、現物株取引を行う際に株価が上昇すると、自動的に刻み値が変わり呼び値が変わることもあります。
また、呼び値の単位は証券取引所によって異なります。
日経225miniの取引では、呼び値は5円となっています。
同じ日経平均株価を扱う日経225先物(ラージ)では、呼び値は日経225miniの2倍となる10円です。
日経225miniの取引では呼び値が5円ですので、5円刻みで買い建て、売り立てが行われます。
例えば、1万5円で買い建てる、1万10円で売り建てるなどのように取引を行い、
5円よりも細かい単位で価格を指定することが出来ません。
よって、1万1円で取引を行うことは出来ません。
また、呼び値の1刻み分の値動きを1ティックといいます。
日経225miniでは5円呼び値が変わると、
5×100倍で500円の損益が発生するため1ティック500円と言い表されます。
同様に、日経225先物(ラージ)では、
呼び値は10円なので、10×1,000倍で1万円の損益が発生するため、1ティック1万円となります。
呼び値が大きければ大きいほど、1ティック当たりの損益も大きくなります。