先物取引の種類
先物取引で売買されている商品には、コモディティ商品と呼ばれる実物資産を対象にした商品先物とデリバティブ(金融派生商品)と呼ばれる「日経225先物」や「日経225mini」、
「TOPIX」など株式指数から派生した金融先物とがあります。
コモディティ商品には、原油・ガスなどのエネルギー資源、金・プラチナなどの貴金属、とうもろこしやコーヒー豆・小麦・小豆・鶏卵などの農産物、ゴム・アルミ・パラジウムなどの工業製品のほか、天然ゴム指数やコーヒー指数などの商品指数があります。
これらの取引は、東京工業品取引所、東京穀物商品取引所、中部大阪商品取引所、関西商品取引所で取引されており、
取扱商品は取引所によって異なります。
一方、金融先物取引では、金利指数や株式指数、国際証券が取引の対象になります。
これらの金融派生商品は、東京金融先物取引所、
東京証券取引所、大阪証券取引所で取引されており、取扱商品は取引所によって異なります。
「日経225先物」や「日経225mini」は、
日経平均株価と呼ばれる株式指数を商品に見立てた金融先物商品です。
日経平均株価は、東京証券取引所第1部上場企業の中から、取引が活発で流動性の高い225社を選定し、算出されたダウ式平均株価のことで、業種のバランスなどを考慮しながら定期的に入れ替えられています。
この、日経平均株価は日本経済新聞社によって算出、
公表されており、東証株式指数(TOPIX)と並んで日本国名で最も普及している株価指標です。