「引け」と「終値」
引けとは、立ち合いの最後に成立する取引の事で、
その取引の価格の事を「終値」といいます。
日経225miniでは、日中取引、
ナイト・セッションともにザラバ方式での取引が行われます。
その後、日中取引では15時10分からの5分間、ナイト・セッションでは
2時55分からの5分間、プレ・クロージングの時間となります。
プレ・クロージングとは、最終取引を行うために注文を約定させず、板寄せを対象とした注文の受付のみを行う板寄せ時間の事を言います。
取引時間内にザラバで成立しなかった注文と、この板寄せ時間に受付けた注文とを合わせて再び板寄せして最終取引を行い、終値が決まります。
プレ・クロージングの板寄せでは、ザラバで成立した
直前の約定価格から所定の値幅を超える取引は成立しません。
終値成立値幅は、即時約定可能値幅と同じ値幅と決められているため、
日経225miniの取引では直前の約定価格の上下8%です。
これは、価格の連続性を確保するための措置で、始値にはない制限です。
現物株の引けは、東証では15時、大証・ジャスダックは15時10分、名証・セントレックスは15時30分となっており、日経225miniのプレ・クロージングの時間帯は、ちょうど現物株取引の引けを迎える時間帯と重なります。
それは、機関投資家の動きが活発になる時間帯でもあります。
そのため、値が大きく動くことがあり、
短い時間でも収益機会の高い時間帯であるとも言えます。