日経225ミニの税制は?
日経225mini取引を行う場合には、投資記録を付け、
きちんと確定申告を行うようにしましょう。
日経225先物、日経225mini取引、日経225オプション取引による利益は、他の所得と合算しない「申告分離課税」によって課税されます。
税率は所得に関わらず20%となり、
その内訳は、所得税15%、地方税5%です。
日経225miniの所得は雑所得として扱われますので、利益が20万円以下の場合には、確定申告の義務はありません。
また、年間の売買損益合計額がマイナスである場合も確定申告の義務はありません。
しかし、損失しかない場合でも確定申告しておけば、損失繰越控除の手続きを行うことで翌年以降最長3年間は繰越控除の対象となり、利益と損益通算することができますので、収益が出ても損失を出しても必ず確定申告をするようにしましょう。
損益通算とは、取引によって生じた利益と損失を他の所得と合算して控除することが出来るものです。
2012年1月の税制改正によって、通算できる範囲がかなり拡大されました。
それまでは、店頭FⅩと市場デリバティブ取引との損益通算は出来なかったのですが、
現在では店頭FⅩ、バイナリ―オプション、CFD取引、商品先物取引、金・原油取引なども
損益通算の対象となっています。
日経225miniの取引で得た利益は、サラリーマンの人は、申告分離課税の「雑所得」となりますが、
専業主婦の場合には、「譲渡所得」となります。
譲渡所得の基礎控除額は38万円なので、38万円以上の利益があると配偶者控除から外れ、
扶養控除が受けられなくなるので注意が必要です。
※ 平成25年から平成49年までは、
所得税及び復興特別所得税15.315%+住民税5%=20.315%になります。