手持ちの有価証券でも代用可能
日経225miniの取引を始めるには、
証券会社に担保として証拠金を預け入れる必要があります。
証拠金の金額は、大阪証券取引所が公表するSPAN証拠金を基に各証券会社が設定しているため、証券会社ごとに違いますが、SPAN証拠金×100%からSPAN証拠金×150%くらいの間で設定されているようです。
日経225miniの証拠金は、
現金の他に株券、債券、投資信託などの有価証券でも代用が可能です。
ただし、有価証券での代用にはいくつかのルールがあります。
まず、どんな有価証券でも良いわけではなく、
証券会社が認めたものでなくてはいけません。
証券会社によっては、証拠金の預かりは現金のみで、
有価証券での代用を扱っていないこともありますので、事前に確認をすることが必要です。
また、証拠金額すべてを有価証券で代用することは出来ません。
証券会社によって扱いが異なりますが、ほとんどの証券会社で証拠金額の50%を
上限に有価証券で代用できるとしています。
証拠金額を有価証券で代用する場合には、時価に一定の掛目を掛けた金額で評価されます。
これも証券会社によって異なりますが、
前々営業日の最終価格の7割から8割で算定されることが多いようです。
有価証券は現金と違って、価格が変動します。
市場の変動に伴って有価証券の時価が下がると、証拠金の不足とみなされ強制決済されることもあるので
、証拠金に有価証券を代用する場合には、余裕をもって預け入れることが必要です。